Walking around Ikisu shrine ~息栖神社を歩く

鹿嶋市のお隣、神栖市、常陸利根川沿いにある息栖神社は、鹿島神宮、香取神宮と合わせて東国三社とよばれていまあす。
岐神(クナドノカミ)を主神とし、相殿に天鳥船神(アメノトリフネノカミ)、住吉三神を祀っています。
クナドノカミは、道の分岐点で旅人の道中の安全をはかる神で、イザナギノオオカミが黄泉の国で八雷神(ヤクサノイカヅチノカミ)に追い掛けられた時に「もうこれ以上来るな」と言って投げた杖が神格化されたものです。

アメノトリフネノカミは、タテミカヅチ、フツヌシと共に国譲りの話で活躍する船の神と言われています。
ただ、タテミカヅチやフツヌシもそうですが、古事記や日本書紀など、それぞれ違うので、あまりキャラクターがはっきりしていません。ただ、クナドノカミ、アメノトリフネノカミ、住吉三神とも水上交通に関係する神で、息栖地区が地理的にも水上交通における重要な所であったことから、水上交通の安全を祈った神社と言えるでしょう。

息栖神社は、駐車場のすぐ前に鳥居があります。これは二の鳥居で一の鳥居は二の鳥居から150m程、常陸利根川に向かった、船溜まりの所にあります。その両脇に日本三霊水と呼ばれる「忍潮井」が左右にあります。この三霊水、他に京都と伊勢にあるのですが、ネットで調べても、誰が決めたのかも良くわかりません。とにかく全国的にも珍しい井戸という事でしょう。

さて、二の鳥居を通っていくと、150mほど、森に囲まれた参道を歩くと、拝殿・本殿あります。香取神宮、鹿島神宮の武神と違い、交通の神という事なんでしょうか、少し控えめな作りの本殿です。そこが、なぜか癒されます。

社務所は無人の時もあるそうなので、お守りや御朱印が欲しい方は問い合わせた方がよさそうです。ここ息栖神社は交通の便が非常に悪いです。車で来るか、はとバスなどのツアーを利用するしかないようです。

 

タイトルとURLをコピーしました